WONDERFUL LINE　

私、久保貴寛は3月31日をもって所属していた中川阿部建設を退社いたしました。

自由に活動をさせていただいた吉田社長はじめ数多くの関係者に感謝申し上げます。

私ひとりのためにスキーチームを作っていただき、本当に自由に活動させていただきました。

その中でもっとも印象に残っている活動が

2008年12月に当時コーチである兄の優太と私2人で行ったコンチネンタルカップ第1ピリオドです。

アメリカ・パークシティで2試合、カナダ・ウィスラーで2試合に出場。

航空券、レンタカーの手配、大会組織委員会との英語でのメールのやり取り。

準備万端で飛行機に乗りこみ、現地に到着。

予約していたレンタカーを借りるのに、3時間。

そこで手渡された目的地までのアバウトすぎる地図や

見慣れない道路標識に四苦八苦しながらようやく夜中に到着。

試合期間に定期的に行われるチームリーダーミーティング。

難しすぎる早口英語に圧倒され、何も聞きとれず優太コーチと呆然としていました。

他国チームがたくさんの選手と数名のスタッフで来ている中、自分たちは

知り合いもいない。

ワックスマンもいない。

移動のチケットを手配してくれる人もいない。

そんな環境の中でも

皆と対等に勝負することができた、という感覚を体験することができ、

『自分でも世界でも戦える』という自信が確信に変わった瞬間でした。

そのような数多くの経験から、

恵まれない環境でも道は切り開いていけると自分は信じています。

全ては自分次第。

多くの方々に恵まれながらここまでスキーを続けることができました。

私はこれからも競技を続けます。

本気を出せるのは『今』しかない。

これからの一年は、自分が試される時です。

このブログを見てくださっている方、応援してくださっている方、関係者の方々にも

これまで以上のご支援・ご協力をおねがいするとともに、

ときには叱咤激励をいただけたら嬉しく思います。

アスリートエールにてファンを募集中です。↓

ファン数が増えれば競技へのプレッシャーにもなりますし、

モチベーションもいただけます。

強い気持ちを持って戦っていきますので、これからも応援よろしくお願いいたします！

最後にもう一度、中川阿部建設の吉田社長はじめ、社員、グループの方々に感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。